ワンポイントアドバイス 『予防・治療としての生理歩行』
               「歩くときの速さ」 
 『歩く速度(歩行量)によって、歩行が呼吸器系、運動支持系、消化器系、泌尿器系、自律神経系の各機能に非常に効果があることが確認されています。歩く速度の基準は、身長によって異なります。

@第一生理歩行
 ゆるやかな歩調。
消化器機能増進に効果があり、精神安定効果もあります。最も基礎的な、歩行です。身長175cmのかたは、時速3.8キロ、1分間に63メートル

A第二生理歩行
 速歩。
運動支持系機能が増進する。筋力、骨強度、関節潤滑が高まり、気力、活力が充実します。身長175cmのかたは、時速6.8キロ、1分間に110メートル

B呼吸循環系歩行
 やや速歩。
呼吸循環系の機能修復・増進に効果があります。身長175cmのかたは、時速5.3キロ、1分間に90メートル

C泌尿器系歩行
 平常歩行。
泌尿器系の機能修復・増進に効果があります。身長175cmのかたは、時速4.1キロ、1分間に68.4メートル

◆普段あまり歩いていない人は、第一生理歩行から入り徐々に歩幅を広げ速度を上げるようにして下さい。歩行時間は約40分の持続歩行が基本ですから、持続出来る速さで始めてください。
*歩行時の呼吸*
 呼吸は吐くことを基本にし、呼気2回・吸気1回の「フーフー、スー」「フーフー、スー」というリズムで、鼻から吸って、口から吐きます。』



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歩行時の速さ



吉田勧持著「構造医学 自然治癒のカギは重力にある!」より