健康アドバイス

皆様の快適生活お役立ち情報

以前ホームページの掲示板に書いた事をまとめた資料集No.1


開設にあたって

 倉地 豊也題名:健康アドバイス開設にあたって 投稿日 : 2000年1月14日<金>18時35分

 皆様の一日も早い健康回復を願い、当掲示板を開設致します。ご自身で実行されている健康法などでお勧めなことなどをお書き下さい。また実際に実行された感想などもお願い致します。当社の健康食品・器具を使用された感想、および施術を受けられた後の経過などもお願い致します。
 ご質問・疑問などは、Onlin Mailにておよせ下さい。出来る限りこの掲示板にて、ご返事させていただきます。直接ご返事の必要な方は、その旨お書き下さい。


質問「花粉症などアレルギーに付いて」

 光  題名:花粉症などアレルギーに付いて 投稿日 : 2000年2月06日<日>00時44分

 今年は杉の花粉量が多いといわれていますので、花粉症が心配です。
良い方法があったら教えていただきたいのですが。アレルギー対策用の薬などは余り使いたくないので、よろしくお願いいたします。
冬の乾燥が続くときは、体もカユミを感じるので、入浴時に石鹸をあまり使わないようにしています。
アトピー性皮膚炎といわれたことはありません。


お答え「花粉症などのアレルギーに付いて」

倉地 豊也 題名:花粉症などアレルギーに付いてのお答え 投稿日 : 2000年2月23日<水>20時00分

 お答えが大変遅くなり申しわけありません。
 根本的には、自己免疫の過剰な反応(マイナスの免疫反応)が、アレルギーといわれるものです。 個々人の恒常性維持調整機能(ホメオタシス)が、外部からのストレスや・生活む環境の悪化等で上手く機能しなくなり、諸症状が現れやすくなります。
 対策としては、腹式呼吸・生理歩行で自律神経を調節し機能を正常に保つ事。また、ストレスは腸の菌叢バランスが、悪玉菌優勢に変化させてしまうので、これを改善する事も大切です。悪玉菌が優勢ですと、本来為になる栄養素の生成を妨げ、様々な有害物質を作り出します。
 当社の乳酸菌・酵母エキスはなかなか良い結果が出ておりますので、よろしければお試しください。ただしこういった物は、すぐには結果が現れにくい物ですので、3ヶ月を目安に、お使い下さい。
 どのような物かお知りになりたい場合は、メールにて届け先住所・氏名・電話番号をお書きの上,サンプル希望と書いてお送り下さい。お返事が大変遅れまして,申しわけ有りませんでした。これからは、出来るだけ早い回答をさせていただきます。また、掲示板ではどうもという方は、
メールにて対応させていただきます。よろしくお願い致します。


健康余話

倉地 豊也 題名:健康余話 投稿日 : 2000年2月28日<月>23時00分
 早速、お申し込みいただき有り難うございました。サンプルをお送り致しました。これからもよろしくお願い致します。
 話は変わって題名の件ですが、これから一週間に一回くらい、健康のことなど少し書かせていただきます。皆様のお役に立てれば幸いです。頑張りますので、よろしくお願い致します。ご希望があればメールを下さい。
 今回は、「ホメオスタシス」について少し書きます。
恒常性維持調整機能は、@神経系 Aホルモン系 B免疫系に分かれます。 @神経系では、自律神経の交感神経・副交感神経の拮抗的作用があり、バランスが崩れると心臓・血管・血圧・腸の蠕動運動・気管支・瞳孔等に影響します。 Aホルモン系では、下垂体・甲状腺・上皮小体・副腎・すい臓・胸腺・性腺・松果体等があり、バランスを維持しています。最近、環境ホルモンなどと言われる物を外部から取り入れてしまうと、自分自身でコントロールできなくなってしまいます。 B免疫系には、始めから持って生まれた物と、病気や予防接種などで後から獲得していく物があり、いずれも感染症に対する生体の抵抗です。感染した物に抵抗できなければ、滅んでゆきます。
 人間の体は、常に良い状態をキープできるように出来ています。後はこの力を最大限活用して、健康に暮らしましょう。ではまたの機会に。


健康余話2「自律神経失調症」

倉地 豊也題名:健康余話2 投稿日 : 2000年3月07日<火>00時20分

 「自律神経失調症」について。
 健康雑誌などでも時々取り上げられる言葉ですが、自律神経不安定症と考えていただければ、良いでしょう。先般お話した、恒常性維持調整機能の神経系ですね。交感神経・副交感神経の二重支配による拮抗作用で、生体内の臓器は働きを制御されています。この作用が正常に営まれていれば,問題がないのですが、異常となった場合に種々の不定な症状を呈し、症候群となります。臓器には器質的変化は見られません。
 症状としては、頭痛・めまい・疲労感・不眠・不安・四肢冷感・動悸・発汗異常・胸部圧迫感・肩こり・胸痛・食欲不振・胃部膨満感・便秘・下痢などが有る。原因がハッキリしない時などに、使われてしまう傾向もあります。
 対症方法としては、ゆったり・ゆっくりした生理歩行と腹式呼吸が効果的です。夜休むとき、寝ながら複式呼吸をすると,寝つきが良くなります。また,延髄に中枢がありますので、上手く機能しなくなったときは、髪の毛の生え際を良く氷冷して頂くと、機能回復が図れます。過剰な熱エネルギーを取り除けば機能が回復します。腹部・頭部・その他違和感の有るところ、30分位を目安に実行してください。健康食品で、免疫力を高める植物発酵酵素等が良いと思います。
 症状は、個々人によって個体差が有りますので、一般論でしか書けませんので、個々にお知りになりたい事が有りましたら、メールでもご相談を受け付けます。季節の変わり目、温度差が激しいとき、体温調節中枢が過度に働きすぎ症状が悪化することがありますので、気をつけてください。ではまた。


健康余話3「更年期障害」

倉地 豊也 題名:健康余話3 投稿日 : 2000年3月13日<月>03時11分

 「更年期障害」について。
 この言葉も良く耳にされると思いますが、更年期と言う時期に起こる様々な障害を総称しています。男女とも更年期は有りますが、一般的には女性が成熟期から卵巣機能がしだいに低下して、やがて停止する老年期への移行期、月経の停止のくる時期を指します。だいたい45〜55歳で徐々に起こり、1〜3年を要します。
 女性の月経閉止期(45〜50歳頃)の障害としては、血圧亢進・心悸亢進・のぼせ感・めまい・耳鳴り・肩凝り・腰痛・冷え症・不眠・視力減退・胃腸障害・神経痛などが現れます。これは内分泌相互間のバランスがくずれた機能障害に、自律神経のアンバランスが加わったものと考えられます。これは恒常性維持調整機能のホルモン系中で、とくに性腺の働きの変化によるところが大きく影響します。一般的には,ホルモン剤・精神安定剤が与えられます。最近は、ざくろのジュースなどもかなり人気になっています。
 女性の場合はこの時期から、骨量も急激に変化しやすくなるので、甘い物(糖質)等を空腹時に取らないように気をつけなければなりません。骨粗鬆症にならないように注意しましょう。
 老年期=老化=枯葉現象と考えられるので、保水力を保つ結合組織内のコンドロイチンを補うことも大切です。鶏の手羽・煮凝り・ねばねば・ドロドロがキーワードです。ただし脂肪の取りすぎは、成人病の予備軍になってしまいます注意しましょう。「過ぎたるは,及ばざるが如し」過剰はいけません、少し足らないくらいがちょうど良いのです。ではまた。


健康余話4「免疫」

倉地 豊也題名:健康余話4 投稿日 : 2000年3月22日<水>16時44分

今回は遅れてしまい、楽しみにされていた方々には申し訳有りませんでした。
 今回は「免疫」について少し書きます。
以前アレルギーのときにもこの言葉が出てきました。簡単な定義としまして、感染症にかかって回復した後、あるいは病原体に対する予防接種剤を接種した後に、同じ病原体の進入に対して二度とその病気にかかり難くなる状態を指します。これは感染症に対する生体の抵抗です。大きく分けて、先天性免疫・後天性免疫があり、後者には自然獲得免疫と人工獲得免疫があります。予防接種・ワクチンなどで、本来重篤な症状になるところを軽く済まして、以後その病気に感染しなくなることは、人工獲得免疫の自動免疫にあたります。
 いずれの場合も外部からの刺激・進入に対して正常に反応している場合は良いのですが、過敏に反応しすぎると、アレルギー症状を示してします。恒常性維持調整機能が、正しく働いていれば、何も問題は起きませんが。常にベストの状態を維持するには、規則正しい食生活・適度な運動が大切です。現状ではなかなか難しいことですね。頑張りましょう。では次回まで    


健康余話5

倉地 豊也題名:健康余話5 投稿日 : 2000年3月29日<水>14時19分

 最近の気候の変化の激しさに、自律神経の問題を抱えておられる方は大変でしょう。後頚部を良く氷冷してください。体温調節中枢が、過度に働かされすぎて体調がおかしくなり易いので気を付けてください。
 今回は、インターネットのページの紹介をさせていただきます。
URL http://www.lifence.ac.jp/vinst/kouzou/stmed.html
この中の、「膝関節の水腫の構造医学的理解」を是非お読みいただきたいと思います。当院でも多くの方が、水腫(一般に水が溜まる)でお悩みになり、いろいろな治療を受けられてから、最後にお見えになります。すでに変形や機能破壊を起こしてしまわれている状態が殆どです。早い時期に、内部で発生した熱エネルギーを局所冷却で取り除く事が出来れば、ここまで症状を悪化されずにすんかだのではと思われます。どうしても、暖めたり・保温をしたほうがそのときは気持ちが良いからでしょうが、大変残念です。また、なぜ熱が発生するのかと言う根本原因も同時に考え、対症して行けばより早く回復できるでしょう。
 最後に、甘い物を取る時期についてお問い合わせがありましたので、補足させていただきます。食事がきちんと取れていれば、敢えて取る必要は有りません。とくに、グラニュー糖・上白糖は避けていただきたいと思います。ただし、脳の活動には、ブドウ糖のみが使われているとか、果糖は、脂質の代謝を助長したり、血中のアルコール濃度を低減させる効果があるということが、報告されていますので、すべてが必要ないということでは有りません。ただ、空腹時に取ると言うことは、血糖値が急激に上昇しますので、注意が必要です。エネルギーの過剰な接種は、成人病の予備軍を作り出しますので気をつけましょう。ではまた


健康余話6「医療の原点は?」

倉地 豊也題名:健康余話6 投稿日 : 2000年4月05日<水>11時09分

 前回の膝関節の水腫について、少し補足をさせていただきます。
内部で発生した熱エネルギーとは、日常生活の動作(立ったり・座ったり・歩いたり)の中で膝が曲げ・伸ばされた時に関節面の摩擦で発生致します。本来は、関節軟骨・活液の働きによって、発生を抑制し充分に回収されているので問題はないのです。ところが、無理な歩行や・山登り・長時間の座り等で、本来の機能を阻害し、正常な運動が出来なくなると、しだいに蓄積されて行きます。したがって、違和感を感じたらすぐに、氷冷を実施していただければ、上手く解決できると思います。ただし、内部の熱エネルギーが大きくなってしまった時は、氷冷するとかなり痛くなる時が有りますので注意が必要です。個々の状況に付いては、メールでお尋ね下さい。
 今回は、治療(医療)の原点について、私なりに少し書かせていただきます。痛み・不快感を持って治療を受けに来られるわけですから、当然その訴えを取り除くことが基本となります。しかしながら、訴えている部分にだけ気を取られてしまっては、その場限りの気持ち良さの方に、走ってしまいそうです。それですべの問題が、解決できれば良いのですが・・・・。トラブルの発生原因・因子なども検討して治療を行い、再発防止を兼ねた日常の生活指導を行っていくことが大切だと思います。より良い生活を送っていただくには、患者さん自身にも、それなりの努力が必要ではないでしょうか。
 次回は、「健康生活新聞」No.329 4月号から、ガンを防ぐ4大基本・ガンを防ぐ12ヶ条をもとに書かせていただきます。 


健康余話7「ガンを防ぐ」

倉地 豊也 題名:健康余話7 投稿日 : 2000年4月12日<水>23時31分

 今回はお約束どおり、ガンを防ぐ4大基本と12ヶ条を書きます。
 日本人のガンは、ふだんの生活内容が影響する「普通のガン」が80%程度を占めています。そして、それに対する総合的な予防法もハッキリしています。
 第一に「発ガン物質」を体内に入れないこと。第二にガンの発生・増殖を早める「体に悪い生活」を改善すること。第三に「ウィルスの感染・慢性の病気や炎症」などを放置しないこと。第四に「発ガン物質を解毒したり、ガン細胞を排除し体を守る力」を高めておくことです。
 こうした考えに基づいて作られたのが、国立がんセンターが中心になって策定した「ガンを防ぐ12ヶ条」で、ガンの予防対策が、判りやすい12項目になっています。
 ガンを防ぐ12ヶ条
第1条 バランスのとれた栄養を取る
 偏食せず、いろいろな種類の食物をまんべんなく食べて各種の栄養素を適切に取りましょう。これが健康を守る基本となります。
第2条 毎日変化のある食生活を
 食品の中には微量の発ガン物質を含んでいる物も有ります。同じ食品をいつも繰り返し食べることはやめましょう。
第3条 食べ過ぎを避け、脂肪は控えめに
 食べ過ぎで肥満になると、生活習慣病で死に至る危険性が著しく高まります。脂肪の取りすぎは、大腸ガンや乳ガン、すい臓ガンなどの原因となります。
第4条 深酒はしない
 大量のお酒は、消化器ガンなどの危険性を高めます。お酒と一緒にタバコを吸うのも危険です。
第5条 タバコは少なくする
 タバコを吸う人は、喉頭ガンや肺ガンの危険性が著しく高まります。日本ではタバコの影響で死亡する人が急増しています。特に最近は女性の喫煙者が増えてきます。
節煙を心がけましょう。
第6条 食物から適量のビタミンCと繊維質の物を多く取る
 ビタミンA、C、Eやカロチン類、食物繊維にはガンを防ぐ働きがあるので、これらの成分が多い野菜や果物、海藻類をたくさん食べましょう。
第7条 塩辛いものは少なめに、あまり熱いものは取らない
 塩分の取りすぎや熱いものは、胃ガンや食道ガンのもとになります。
第8条 焦げた部分は食べない
 魚や肉の焦げた部分には発ガン物質が含まれているので、注意しましょう。
第9条 カビの生えた物は食べない
 ピーナッツやとうもろこしのカビは、発ガン性が強いので気をつけましょう。
第10条 日光にあたり過ぎない
 紫外線を浴びすぎると、皮膚ガンの危険性が高まります。
第11条 適度にスポーツをする
 適度なスポーツはストレスを解消して、体の機能も高めます。
第12条 体を清潔に保つ
 お風呂嫌いなど、不潔な体は、ガンの危険性を高めます。
 以上、「健康生活新聞 No.329」より抜粋してみました。基本的なことばかりなのですが、なかなか実行しつづけるのが大変な方も多いと思います。『日々の繰り返しの刺激が、ガンを誘発しているように思いませんか。』皆さんの身の回りの方を見まわしてみてください・・・。
 体を守る力=免疫力のアップ=抗酸化力強い物=摂取すると元気が出る物 いろいろ有りますが、自分自身に合った本物を選んでください。ではまた


健康余話8「アトピー性皮膚炎」

倉地 豊也 題名:健康余話8(アトピー性皮膚炎) 投稿日 : 2000年4月17日<月>23時18分

今回と次回で、アトピー性皮膚炎について、『健康生活新聞』No.327,328から抜粋してみたいと思います。
・体質以外にもたくさんの要因が
 厚生省の調査でも、3歳児の約3人に1人が、医師からアトピー性皮膚炎と診断されてたことがあります。普通は、生後6ヶ月ぐらいで発病し、思春期の頃までに自然に良くなることが多いのですが、最近は大人になっても症状が続いたり、成人になって初めて発病するケースが目立っています。
『アトピー』とは、最初は,喘息・鼻炎・結膜炎・花粉症などを起こしやすい、遺伝性の強いアレルギー体質を呼びました。発祥の原因がよくわからない『特別な体質』と言う意味で、「アトピー(奇妙な)」と呼ばれました。
 アトピー性皮膚炎の原因は体質だけでは有りませんが、原因や仕組みは未だに十分解明されていません。ただ、多くの場合、@住環境A食生活Bストレスなどが要因とされています。
・かゆみは悪循環
 年齢にかかわらず、皮膚に湿疹ができて、激しいかゆみがあります。かゆくて、夜も眠れない時があるほどです。いくらかいても、かゆみがおさまらないので、皮膚を傷つけるほどかいてしまいます。皮膚に傷がつくと、細菌などが繁殖しやすくなり、ますますかゆくなります。症状も悪化するばかりです。
 もともとアトピー性皮膚炎の人の皮膚は、乾燥していることが多いので、皮膚の細胞と細胞の間にすきまができています。ですから、細菌や、細菌の出す毒素などが進入しやすい状態になっているわけです。かゆみは、皮膚の下にある神経が感じ取ります。アトピー性皮膚炎の場合、その神経が普通より敏感になっていて、かゆみを感じやすくなっています。
・より良い治療法
 治療も、かゆみの原因となる細菌などを入れないよう、はだの念入りな手入れが第一です。
具体的には、ぬるめの湯に、じっくりとつかるのがいいとされています。朝夕、2回入ったほうが効果的です。熱いお風呂は、かゆみを強めるので避けましょう。入浴には、皮膚の表面についている細菌を洗い流す効果もあります。石鹸やシャンプーは使ってもかまいませんが、ごしごし洗うと必要な脂まで落ちてしまうので気をつけましょう。洗ったあと、十分にすすぐことも大切です。お湯から上がった後は、保湿クリームなどを塗って、皮膚に潤いを取り戻すことです。また下着、靴下など直接、肌に触れるものは、木綿のほうが刺激が少なくて良いでしょう。塗り薬もありますが、炎症のひどい所だけ、必ず医師の指示に従って使うようにしましょう。(健康生活新聞 No.327)
 かゆみには、氷冷もかなり効果があります。神経の過剰な反応が収束され、かゆみがへって行きます。
また、刺激の少ない石鹸・入浴剤などもお勧めです。肌ごころ・肌やすめは、万田酵素抽出液が入っています。お風呂上りは、植物性自然派全身スキンクリーム「肌元気EX」でしっとり、かゆみもらくらくです。これは,体験された方のご意見です。
 最後に、昨日の万田(株)の松浦社長の講演会から
育種学などから研究をされてこられたことから、「遺伝的要素のあるものは、薬等で押さえて治すよりも、根本的に改善して、直ったほうが、次の世代での発症が、少なく押さえられるようだ。」と言うようなお話もありました。この辺のことは、またの機会にさせていただきます。ではまた


健康余話9「アトピー性皮膚炎 2」

倉地 豊也 題名:健康余話9(アトピー性皮膚炎 2) 投稿日 : 2000年4月27日<木>01時04分

 前回の「肌の手入れ」をしても良くならない場合は、三の要因(@住環境A食生活Bストレス)を考えなければなりません。
@住環境
 アトピーは、何と言ってもダニが大敵です。ダニは暖かく湿気のある場所を好みます。アルミサッシの普及で、日本の住宅は風通しが悪くなりました。また暖房が普及し、部屋の暖かさも保たれています。人間も暮らしやすくなりましたが、ダニも暮らしやすくなったというわけです。
ダニを減らす
 そこで第一は、ダニのすみかを少なくすることです。具体的には、布団は、よく日に干して叩きます。また表面に掃除機をかけて、ダニを吸い取ります。じゅうたんの使用は極力避けましょう。やむをえない場合は、裏側も掃除機をかけてください。
 ほこりやカビもよくないので、掃除はこまめにします。カーテンや家具の上や後ろなど、すみずみまできれいにします。ぬいぐるみやクッションは置かないほうが良いでしょう。室内でペットを飼うのは自殺行為です。窓を閉める切ると湿気もたまりやすいので、つねに「空気の入れ替え」を心がけましょう。
A食生活
アトピーが増えた背景には、住環境や食生活の変化が影響しています。食べ物もアトピーが悪化する要因となります。特に子どもの場合、卵や大豆、牛乳などでアレルギー症状が出たり、悪化することがあります。だからといって、それらを食べないと、栄養のバランスが崩れて、発育に悪影響が出る危険があります。
食事の内容については、医師や栄養士とよく相談してほしいと思います。
Bストレス
 アトピーの要因には「ストレス」も欠かせません。ストレスがたまると症状が悪化しやすくなるからです。例えば、アトピーの中学・高校生は、受験のときに症状がひどくなります。しかし、進路が決まったりすると治ってしまう場合があります。これは明らかに「心」の問題に起因しています。
アトピーで大きなストレスになるのは、「かく」という行為です。かいている間は気持ちがいいのですが、かいた後は症状が悪化します。ですから「またかいてしまった」と自分を責め、落ち込んでしまうのです。周囲の家族も、自分の思う通りにならないそんな姿を見て、イライラします。家族全員がストレスに苦しむ結果となってしまうのです。
アトピーは症状も原因も複雑で多様なため、治療方法も患者さん1人1人によって違ってきます。決定的な治療法が無いため、なかなか治らず、そのストレスから、ますます悪化する場合が考えられるので、ストレスに負けない強い心が大切です。また、焦りをなくす周囲の励ましがとても大事です。本人も家族も「時間とともに、だんだんよくなるんだ。よくしてみせる」と決めて、じっくり治療を続けてほしいと思います。
 以上『健康生活新聞』No.329から抜粋してみました。
ストレスによる影響が、かなりのウエイトを占めるので、抗ストレスに働く食品が良いと思います。ビタミンC・腸内細菌叢改善エキス・万田酵素・磁化水など、それぞれの方の症状に合わせてお使い下さい。3ヶ月から6ヶ月くらいのスパンでお考え下さい。好転反応が出て、一時的に症状の悪化が見られる方があります。悪くなったと思わないで、使用量を少なくしてみてください。具体的な例でご質問があれば、メールでお願い致します。
 気候の変化が激しいので、体調には十分注意してください。自律神経系にトラブルをおもちの方は,上部頚椎(髪の生え際)をよく冷却すると良いでしょう。
 次回は、連休なので、お休みします。5月8日頃更新します。


  健康余話10「治療中の思い」

倉地 豊也 題名:健康余話10 投稿日 : 2000年5月11日<木>00時15分

 お休みしすぎてちょっと遅くなってしまい、申し訳ありません。このごろ引用が多く、長くて読みづらいと言うメールを戴きましたので、今回は少し趣を変えてみます。
 「最近の治療中に思うこと」私の個人的意見です。
『雑感』最近毎日のようにお見えになっていただいているNさんについて思うこと。
 体調が悪く、腰痛・膝痛・肩こり・頚部痛・めまい・動悸・呼吸器系疾患等があり、長く立っていることも歩くことも出来ない無い状態で来られました。待合室で横になって少し休まないと動けませんでした。治療中も、「ハアハア」言って、寝返りを打つのも大変そうでした。自律神経系もかなり病んでいるようで、気候の変化について行けないようでした。安定剤・睡眠導入剤を常用されており、午前中は特に動きが大変そうでした。氷冷とゆったり歩行を実行していただき、自転車に乗らないよう指導致しました。
 約一ヶ月くらいになりますが、この3・4日、薬を飲まなくても寝られるようになり、目覚めも良くなって来ました。午前中の早い時間でも、大変そうではなくなって来ました。こう言った変化を見てくると、薬に頼って寝るという事は、本当の意味での睡眠にはなっていないのではと思います。以前東京の病院で治療をしていたとき、やはり寝られないからと言って、夜遅くに薬を飲まれ、午前中ボートしておられた方がありました。隣のベットの方に聞くと、昼間よくいびきを掻いて寝ておられるとの事でした。
 体を休めて疲労を取り去り、次の活力を作り出して行く訳ですが、あまりに休みすぎてしまう事は、かえってマイナスの結果を作り出してしまうのではないでしょうか。
自分自信の為に、継続的に実行する努力が大切だと思います。続けることが力となって帰ってきます。
適度な歩行(正しい生理歩行)は、健康維持・増進の為に欠かすことの出来ない運動だと思います。コンスタントにできるようになると、効果が飛躍的に現れてきます。また、氷冷も頭部や頚部に溜まった余分な熱エネルギーを取り去ることで、より良い睡眠の手助けになります。気温の変化の激しいこのごろの陽気では、自律神経にトラブルがある方は特に有効です、頑張って一日何回でも冷やしましょう。結果が必ず現れます。続けることが大切です。NEXT


  健康余話11「治療雑感」

倉地 豊也 題名:健康余話11(治療雑感) 投稿日 : 2000年5月16日<火>20時07分

 今回も治療に付いて書いてみます。
『治療する立場・治療を受ける立場』それぞれの立場からの考え方。書いているほうが行為者なので、若干の偏りが有るかもしれませんが、ご了承下さい。
 色々な障害(症状)・不快感があるため治療を受けるわけです。このことは本来、「手当て」と言う行為から始まり、自分自信で行なわれていたことが、専門の知識を持った専門家の手にゆだねる事に変化してきました。従って専門家は、訴えておられる症状をいか早く軽減させ、本来の姿に戻していくかと言うことが大切になります。この時、本来の姿に戻す(症状を出なくする)事と今の不快感を取り除く事が一致していれば良いのですが・・・。
 今の不快感にとらわれすぎると、その場限りの気持ち良さが優先されてしまい、本来の姿と異なった方向に向かってしまう事も多々有ります。例えば、膝の悪い年配の方が、膝の変形を悪化させてしまい、歩行が困難になってしまった。この事例を考えるときその時は気持ち良かったが、使っているうちにまた痛くなる。この事の繰り返しは本来の機能が戻って使えているのではなく、痛くなく使っていただけであり、手当てをしていた(機能を回復させていた)とは言えないのではないだろうか。
 治っていく過程では、自分自信の自然治癒力が体をどんどん良い方へ向かわせているのであって、行為者は補助をしているに過ぎません。患者さんは自分で治すのだという、気概を持っていただきたいと思います。
 行為者は、治っていく過程の手助けをしているのであり早く良くなっていただける様アドバイスをする事が大切だと思います。時には、敢えて手を加えず、見守ることしか出来ない場合もあります。大変苦しい選択ですが、時間をかけて行かなければならない時も有ります。その時の気持ち良さよりも、将来のより良い健康生活の為に頑張りましょう。ではまた来週。


健康余話12「健康へのパスポート」

倉地 豊也 題名:健康余話12 投稿日 : 2000年5月25日<木>00時25分

 今週も遅くなってすみません。
だいぶ気温が上がって、日差しも強くなってきましたので、歩行の時の注意事項を少し書いてみます。
 日中の暑い時間は避けて、涼しくなってから歩くようにしてください。朝早く起きて歩かれる方も有るかもしれませんが、目覚めてすぐは体が運動に適するまでに時間が必要です。時間的余裕を持って準備運動をしっかり行なってから、歩行を開始してください。歩行後は、氷冷をしっかり実施してください。周りの温度が高いので、氷冷でクールダウンをしないと、体内に熱が残ってしまいます。前にも述べたように、過剰な熱が様々な問題を引き起こしますので、必ず後から不快感が増幅されてきます。注意しましょう。氷も早く解けますので、途中で補給して20分以上は、冷やしてください。発汗も旺盛になりますので、今まで以上に水分の補給が必要です。氷をなめていただいても結構です。クラスターの整った水になります。
 また朝晩の温度差が激しいので、自律神経の働きに負荷が掛かりすぎますので、後頚部(生え際)を良く冷却してください。頭頂部・前頭部等、頭位全体も冷やしていただけますと、睡眠も深くなり、寝苦しい時の導入にもなります。翌朝の目覚めがかなり違いますので、一度お試しください。
 生理歩行と冷却は健康へのパスポートです。頑張りましょう。今日はこれくらいで




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